台風の夜に確かめたこと——ANRI人文奨学金の顔合わせ会から
上記の音声を文字起こしし、AIによる編集・執筆したのが下記です。
金曜の夜、台風が近づくなかで人文奨学金の顔合わせ会をひらいた。全員は揃えなかったけれど、会場には5〜6名、オンラインも交えての小さな円卓。応募は約280、二次30、そして10名を採択。数字だけ見れば淡々としたプロセスだが、初めての年にしては手応えが大きい。なにより、その場の熱量にこちらが鼓舞された。
「閉じている」という実感
話を聞いて強く感じたのは、学術コミュニティの“閉じ”だ。縦のラインが強く、家制度の名残もあり、外からは見えにくい村社会の論理が根深い。スタートアップやVCも閉じた世界だとよく言われるが、比べてみるとアカデミアのほうがよほど硬い壁に囲まれている——そんな印象を受けた。若い研究者が、その壁を越えるためにどれだけのエネルギーを払っているか。今回のプロセス全体を通じて、あらためて身にしみた。
なぜ、