Gramnへの投資

最近新規投資の発表が続きますが、こちらも新規投資のリリースがありました。チャット型人材マッチングサービスのWORKCANVASを運営しているグラム社へVCとしては単独で出資させていただきました。

どういうサービスなのかは下記リリースや、下記サービスのページなどをみていただければ幸いです。

-プレスリリース

チャット型人材マッチングサービス「WORKCANVAS」を運営する株式会社グラム、シリーズAで2億円の資金調達を実施。美容業界での提供価値拡大・他業界への展開を加速。
株式会社グラム / WORKCANVASのプレスリリース(2022年11月15日 10時30分)チャット型人材マッチングサービス[WORKCANVAS]を運営する株式会社グラム、シリーズAで2億円の資金調達を実施。美容業界での提供価値拡大・他業界への展開を加速。

-サービスサイト

https://work-canvas.com/

-投資経緯

紹介でお会いして、最初は人材系と聞いていたので結構人材系はComps上Valuationがなかなかつきづらいモデルではあるよなっていうのが合う前は思っていた印象でした。しかし一方でチャットで転職っていうのはより普通になってくるのだろうなという実感はありました。よりブログよりYouTubeで情報が発信されやすくなるように、就職先を選ぶ際にも現状のようなサイトに見に行ってどこがよいかをこちらから能動的に選ぶというよりは、転職先をセレクションしてそして相談にも乗ってくれるようなものとしてチャットはそういったものと相性が良さそうだなっていうイメージはあり、よりLINEが普及しきった今に今後こういったLINEありきなどのサービスはよりでてくるだろうなという予感は以前からありました。

そして実際最初30分会ったときに驚きました。何に驚いたかというとトラクションにです。VCからの調達なしでここまでのトラクションを積み上げて来たのは非常に驚きました。そしてそれができるのは経営者としての胆力とチームのエグゼキューション能力の高さなんだろうなっていうのを実感しました。単に情報をチャットBot的に流しているわけではなく、求職者の方に輝けるキャリア・満足のいくマッチングを図るために、店舗にヒアリングを非常に行っており、またすべてがチャットも人力で対応していくことによって、求職者の満足のいく転職ができるためにやるべきことをやりきっているなということを感じました。

VC調達なしで店舗数も売上もずっと伸ばしている。素晴らしい。

そんな代表の徳永さんにも創業の思いを次のミーティングで確認しながら、美容業界がずっと好きでやってきた方なんだということが腑に落ち、この方とチームとぜひもっとチャレンジをしてみたいと思い、普段の自分がシードで投資する平均の金額よりは大きいですがオファーをさせていただきました。あと徳永さんは何を質問しても、明確な意思をもって答えている姿勢でありなにかこう自信なのか覚悟なのか言語化しずらいですが、Formidableな感覚がありこの起業家は面白いって直感的に思いました

今後この調達資金を活用してまだまだ面白い試みをしかけているところですので、ぜひ一度興味あるかたは下記サイトから話を聞いてみてください!!

株式会社グラム 採用情報

-転職の未来はチャットとAIと人力相談にあるのでは

普段はインターネット業界や金融業界にいるので、なかなか普段はこういう業界の転職事情に詳しくなる機会は少ないけれども、聞けば聞くほどまたリサーチすればするほど負が大きいかつ、よりダイレクトに売上に人的リソースであり採用が重要になってくる業界なんだなっていうことを実感しました。しかし一方既存の代替手段の解決方法では未だに完全にこの課題を解けているところは少ないように思いました。今後の転職には、チャット・AI・人力相談っていう3つがより重要になってくるのではないかと思っております(当たり前かつ、他の意思決定にも言えることかもしれないですが)

チャット:LINEやSlackなどの発明により、ユーザーはチャットというコミュニケーション方法に慣れてきたのがこの10年ぐらいだったのかなと思います。いままではメールなどの媒体を通して行っていたコミュニケーションの母体がチャットになっていく。電話や会話などの時間も未だに長いでしょうが、将来的に一番身近なコミュニケーション方法としてはチャットが一番身近になっていくでしょう。その際に転職という意思決定であり情報収集も当たり前にチャットがより今後もつかわれるようになると考えてます。

AI:AIとかくと非常にキャッチーなバズワードにはなりますが、データ活用と書いたほうが正確かもしれないです。もう言われすぎたことなので割愛しますが、すべての行動がデータ化されていく今そのデータを活用してよりよい選択肢を提示する方法としてAIの技術っていうのは今後も利用されていくと思います。ありとあらゆる意思決定に影響を及ぼしていく中で、この転職市場においても活用がより進んでいくと考えてます

人力相談:キアコンの世界ですが、現状2022年の段階ではすべての活動がChatbot化していく、AIだけで終わるようなことはまだ想像できないです。2040−50年くらいになるとより自然なやりとりふくめてできるようになっていく世界線ではあるかなとは思うのですが、10−20年の単位ではまだまだこういった重要な意思決定においては”人”に相談したいという気持ちは人間の中では消えないのではないかなと思ってます。

この3つはGramn社でも狙える点だと思ってます。転職の未来を一つ作っていける企業だと思っておりますので期待してます。一方まだまだ社員数も少なく描いている”自信満々に生きる人を増やす”という未来にはまだまだ遠いので一緒にやっていける方大募集中です。ぜひ下記から覗いてみてください!

株式会社グラム 採用情報