うたげと孤心
日本の優れた文学のカルチャーにはうたげと孤心のどちらも必要だったのではないかというのを過去の和歌などの創出方法や歴史を中心に解説してくれている。
これは普段の事業活動にも通じるものはある気がする、すべての物事は宴ばかりでもだめだし、孤心だけでも何事もうまくいかない。そのどちらもが緊張関係にあることによって見てくるものがあるのではないか。
例えばオフィスなどにおいてもそうだと思う。リモートワークはどちらかというと孤心のバランスが高くなるが、それだけでは良い事業がつくりづらい。リモートでも”うたげ”のカルチャー、合す文化を上手くつくれないといけない。コロナ以降このうたげ文化は少し減ったような気もしている(自分だけかもしれないが)
もしくはVtuber/YouTuberやHiphopアーティストのようなコラボ文化みたいなのものこの合す文化の中ででてくるものはあるのに近い気はしている。ただコラボするためには自分のカルチャー/個性というものを自覚的に意識しないといけないようになるみたいなのはわかりやすい気がする。
こうした東洋的な感覚における事業の作り方や、制作活動という
なんとなくこのあたりにテーマ感というか自分の中で知りたいことがあると思って手にとった本だったが、想定以上に刺さった。”男性のケア”という一つ大きなテーマについてはもう少し言語化またぜひしてみたいとは思っているが、そういったものを考えるのに参考になる本だったと思う。
結論、男の孤独死が増える理由は
①男は対人スキルを学習しないまま大人になる
②男は自立を重んじプライドが高く、人の手を借りるのが苦手
③男は家族や友人よりも仕事、地位、お金を優先する
というものがざっくりとした結論であり、結構自分も全てに当てはまる感じがあり、非常に苦しい思いをした。特に、対人スキルを学習しないまま大人になる。というのは本文を読んだら更に刺さるのだが、その通りだなと思う瞬間が多くある。
努力しないと友達や友情は育むことができないことを忘れて甘えてしまっている自分がいたのではないかと。20代は資本主義にまみれてすごしてきたが、先週に33歳の誕生日を迎えた自分には大分効いた本であった。
ドライブ・マイ・カーなどと合わせて読むと男性学や、男性のケアの重要性みたいなことを考えられるのではないかと思う。自分も
Books:文体の舵をとれ
ふとXを眺めているときに好きな書店か出版社か忘れたけど、そのアカウントが宣伝してて、タイトルと表紙に惹かれ購入。別に小説を書いたことはないが、このように文章を書くことは多い仕事なので、そのなにかの参考になればと思ったからだ。
かといって、こういうメルマガを書きながら自分の文章はうまいわけではない、どちらかというと話すほうが好きなタイプではある。ではPodcastのほうがいいではないか?というのはあるのだけど、察してほしいそんな友達いないのである。まあそれはおいといて。。
テクニックもあるが、どちらかというと創作意欲を駆り立ててくれるような一冊であった。なにかを表現したいひと、それは文章に限らずだが一読する価値はあるように感じた。
創作でなくとも例えばエクイティストーリーというように、いまの仕事においてもプロットを考えることは多い。社内で投資委員会を通すために投資候補先のストーリーや説明を文章にすることは毎月行っている。
そのときにどういう表現をすれば伝わりやすいのだろうか、どうストーリーを組もうかっていうのは試行錯誤しているので、そういう意味におい
“日本”に目をむける
最近自分の投稿とかを見ていただくとわかるかもしれないが、日本という国をもう少し現実感をもって理解することが次の大きな企業やチャレンジに繋がるのではないか。ということを考えている。
2010年代はUSが生んだNarrative(Software eating the world的)なものに日本含めて全世界が便乗した。また実際にクラウドであったりスマートフォンであったりという大きな変化があった。それによってのOpportunityが全世界均等に訪れていた。しかしそれも少し陰りが見え始めており、国ごとに改めてNarrativeを考えないといけないような時代がきているような気がしている。(分断を生み出したいわけではない)
その中で改めて日本という国を考え直す必要があるということが自分の今の関心領域だ。日本という主語にした途端に少しナショナリスト感というか大きな主語となってしまうが、日本で仕事をしていて日本の企業に基本的には投資をしているので、向き合っていくべき対象である国であることは間違いない。
日本人の精神性みたいなところから何かしらヒントを得ることができないか
Book:ビジネスを育てる
いくつか話題になっていることもあり、ざっと読んでみた。VC-backgroundのビジネスの成長の方法ではないが、ポエムのような実践的なような不思議な感覚になる本だった。読み終わったあと自分も事業を創りたくなるような気持ちになれる本で、非常に不思議な感覚をした本だった。
これからなにか自分で始めようという人にとっては一度手に取る価値がある本だと思う。一方すごくなにかが参考になったかというと、もちろん様々な学びはあるが、今回メインで紹介した失敗の本質ほど心には染みなかった。
しかし気軽に読めて、なにか起業家精神が刺激されるようなそんな不思議な本だったため、そのぐらいの気持ちでぜひ読んでほしい。
創業者(マネジャー)の果たすべき最も重要な働きは、自社のビジネスに自然と無理なく内在する成長率を見定めることだ。そしてそれにペースをセットする。
ビジネスを成長させるためには、市場から「あなた(の会社)がビジネスをしていいですよ」という「パーミション(許可)」をもらうのである。起業家は顧客から、「商品を販売してもいいですよ」というパーミションを与えてもらわなけ