メタバースというトレンドについてambr/VARK社代表が考えていること

今回はメタバースというバズワードには近いとは思うのですが、Meta社とFacebook社が変更になった時くらいから言われている言葉に対して、数年前からスタートアップとしてこの領域で事業を展開してきた、投資先の2社の代表にこの現状をどういうふうに捉えているのか・考えているのかを聞いてみたいと思いお呼びしました。
話を聞いていくうちに、当たり前ですが改めて別にメタバースと呼ばれたから何かしら変化が起きたわけではなく、ずっと続いてきた道のなかでよいマーケティングワードと出会ったのだなという感覚を改めて持ちました。ただ一方これはこれで本質だなと思っており、新しいことをしていく際には最初理解されずどこかで世間とピントが合うワードが見つかってくる(web3など)のがスケールしていくためにも必要だったりするのかなってのも思います。
ぜひ少しでも興味持たれた方は下記から覗いてみてくださいambr : https://www.wantedly.com/companies/ambr VARK : https://www.wantedly.com/companies/vark
Podcastは下記リンクから聞けますので、ぜひ一度聞いてみてください!https://anchor.fm/u30cau30abu30b8anri/episodes/ambrVARK-e1j8sjs


下記Podcastの一部文字起こしとなります(誤字脱字ありましたらすみません)


メタバースっていうのは、流行り言葉にはなってしまいますが一つトレンドとして面白いなっていうところで投資先のambrとVARKから代表の2名にきていただき最先端にいるお二人からいまの状況を聞いてみたいとおもいます。自己紹介よろしくお願いします。


VARK加藤:5年前ぐらいに会社を作りまして中路さんに投資された2年前ぐらいですかね。バーチャルライブを中心にしたメタバースっていうのを作っています。すごく説明として一番わかりやすいのは東京ドームと東京ドームシティーを作ってるみたいな状態で、東京ドームでイベントを開きながらそこに入ってきた人たちを、東京ドームシティとか周辺でも何かコンテンツを置いたりすることで、遊ぶことができるメタバース空間を作っている会社になります。
ambr西村:ambrという会社で、代表やってる西村といいます。会社は、メタバースクリエイティブスタジオ事業みたいなのをやってる会社です。わかりやすいのでいうと、東京ゲームショウをVR化したりとか、マジック・ザ・ギャザリングというカードゲームのバーチャルイベントみたいなの作ったりとかしてまして、何か有力なIPとかブランドと一緒にメタバースのイベントとか体験みたいなのを一緒に作って、提供するみたいなことをやってます。裏側にxambrって呼んでる仮想空間を作る技術/プロダクトがあって、それを使えば効率的にそういうものを作りますよってやってます。単純に開発力だけが武器というよりかは、企画力とか体験設計にして、面白いものいいものを企画して作っていきますよっていうようなアプローチをやっている会社になります



VRというのがトレンドっぽく数年前までトレンドっぽく語られてきてVR元年というのを毎年聞きながら、メタバース元年が来てしまったみたいな感覚もあるんですけどそのあたりどういう印象なのか聞きたい


ambr西村:でも僕らVRって言いながら別にPCとかにも対応していたし、そのVRって言いながらいい言葉がなかったんすよ別に、そのVRはもちろん道具ですしね。何か仮想空間とかバーチャルワールドって呼ぶかなみたいな、ただ仮想空間も日本語だし、メタバースってちょうどいい言葉が来たんで、ちょうどいい言葉ができたなっていうくらいですね。

VARK加藤:なんか僕結構違って、まずメタバースって言葉2017年からずっと僕がこの業界に入ったときからあるわけです。ずっと言っている何か流派の一つというか、みんな何か仮想空間で生活するっていうところを目指して何かVRを使って何かプロダクト作りましょうみたいな。そこから、何かVR元年とよばれる時期がきて、17年の終わりにはAR元年っていうのがあって、次2018年にVTuber元年ってのがあった。そうしてしばらくやっているうちに実際の数字がつき始めてきたのって2020年とかだった感覚がある。明らかにVRに人が流れてきた波みたいなのと黒字の会社っていうのが出てきて、なんかいきそうだねみたいな感じがでてきた。その中で2021年の終わりの10月に、何かフェイスブックがメタに変わりましたっていうとこでメタバース元年みたいなことが22年から言われて、メタバースってまた投資家が流行り言葉みたいな認識。数字上今年でそんな変わってないかなっていう、なんか2020年のときのほうが風を強く感じた。

ambr西村:確かに2020年ほどから良い流れは感じる。そのくらいからめっちゃ問い合わせが増えてきた。コロナの影響で何かリアル店舗ビジネスでみんなきつくなったときに、みんなVR興味を持ち始めたんで、そこから、何かをバーチャル空間使って何かやりたいっていう需要はどんどん始まっている。
確か、最初投資したとき2018年とかそのぐらいだった時に、スタンドアローンのVRが出てVR元年だと思っちゃった派でした・・
VARK加藤:いやただその辺りぐらいがちょうどいい感もあるのでは
ambr西村:最初に数千万円の調達で、何かそういうものを作って、あの何とかその後転換してきた。今もう正直1億で何か作っても少し印象に残らないし、他にもいっぱいもサービスある。現在メタバースプロダクトを作るのはめっちゃ入りづらい、何か周辺のツールとか作るのはあるけど、いわゆるど真ん中のプロダクト作るのめっちゃきついんで、お金もかかるし。



お二方が考える、メタバースの今の課題などはありますか


VARK加藤:やっぱ実需を捉えてる会社さんっていうのはそんなに多くないのかなとは思っていて。本当にメタバースやらなきゃいけないマーケットって誰もわかってないんですよね。本当に何かお客さんついてそのトラクションが徐々に徐々に増えてきてなんか継続的ビジネスになっているっていうのは、結構少なかったかもしれない。バーチャルイベントも結構継続できていないところも多そうに思える。
ambr西村:課題は加藤さんとかぶるけどやっぱ面白いものが少ない。少ないから、面白いものを、もっとみんな作って欲しい。サンリオバーチャルフェスとか面白かったですが、まだまだVR・バーチャルで表現できる面白さはある。個人の方が今面白いものを作っている人が多い。ビジネスとしてやっていきたい企業もどんどん挑戦していってほしい
加藤:黎明期から変わっていくとき、スマートフォンからメタバースっていう転換がもしその言葉が正確だったら、そこでもう開発費が10倍ぐらいになってる。何かベンチャーに2000万3000万出す価格でシードVCが2億3億出していくみたいなものが今後進むのでは。



海外含めてメタバース企業なのかプロジェクトでもいいんですけど、何か気になるものとかってあったりしますか


VARK加藤:Decentlandとか調達額すごいけど、まだプロダクトとしては未成熟なところも多い。そこはこれからどういうものを提供していくかを期待している。狂気的にお金を集めていたところがどういうふうに資金を投下していくのか気になる
ambr西村:VRchatは今でも好き。VRchat見て起業したようなものだから。RTFKTとかも気になる。アーティファクトの靴スニーカーとか、僕持ってないですが、あのアバターとかで着たい。あれが実際にメタバースで使える未来みたいなのが早く来るんだったら、それは結構楽しみ



メタ社への期待はありますか?


ambr西村:いやもうVRデバイス、Quest3のかわかんないけど、いっぱい売ってくれってということをお願いしたい。
VARK加藤:お二方でちょっと聞いたんですけどザッカーバーグをFacebookでフォローしてますか?本当にここ最近ずっとメタバースの話してるんすよ。本当に好きなんだなっていう、なんか一番濃いファンみたいなっている。これがやっぱりフェイスブックっていうかメタの戦略の面白いとこだなと思うんですけど、彼らって必ずメタバースを語るときに、ハードウェアと一緒に語る。ハードウェアとソーシャルの話するんすよ、やっぱハードウェア取られちゃってアップル・Googleにマーケット取られちゃったっていうところが大きいのでは。だからなんかやっぱ大本命彼らがやりたい大本命と真ん中には常にハードウェアがあるんだなみたいな。1兆円投資しますっていうこの1兆円としますは、大部分はやっぱこのソーシャル×ハードウェアのとこにいっぱい流れていくはずなので、ハードウェアの普及を願っている



今後会社をどういうふうに成長/どういうチャレンジを今後していきたいか


ambr西村:体験とかもの作りっていうのをめちゃくちゃ軸足に置いてるので、そこ本当に尖ったものをちゃんと作る。アメリカでやってることを、日本でローカライズで作ろうとか、あれっぽいを作ろうとかじゃなくて、世界で突き抜けた体験・コンテンツ・企画を作ってって、世界のユーザーが遊びに来るようなものを実現していくっていうところをやりたいなと思ってるので、何か物作りっぽい発想とかカルチャーっていうところは大事にしたいなと思ってる。一方で元々VRSNSみたいなのところから始まっていて、自社でプラットフォーム化し、ユーザーが常設で遊んでくれるものを作りたいっていう発想で作った会社ではあるので、そこにはちゃんと向き合って、再度展開していくっていうところは絶対やりたいなと思っている
VARK加藤:端的に言うと、エンターテイメント業界で一番給料を出す会社になろうかなと思ってます。調べた感じボリュームゾーン750万。そこと同じくらい出そうかなって。なので僕たちそうやって人に投資して、メタバースの会社が、やっぱエンタメ業界で一番給料高い。その中VARK一番高いというふうにしていきたい。今後は本当にエンターテイメントど真ん中を攻めていくぞっていうのが、今後の戦略になります。ここ10年で跳ねたのは、ソーシャル・ゲーム・ライブエンターテイメント。それが順次発表される可能性があるっていう感じそうです。ですので5月に発表されば、ただただ給料めちゃくちゃ上げますそれ言っていいほど発表がされるはずです。



各会社どういうカルチャー・どういう人が多いんですか


ambr西村:うちで言うと、本当にでもゲームとか含めて、何かコンテンツが好きな人が多い。シンプルにVRパターンか、ゲームとか好きなパターン、メタバースネイティブって言ったらちょっと言い過ぎかもしんないすけど、VRChatめっちゃやってるとか、セカンドライフ10年やってるとか、いわゆるメタバースっぽいものを本当に個人でも好きでやってる人みたいな人が多い。

VARK加藤:ここ1、2ヶ月でだいぶからっと変わりました。一番最初に変わったなと思うのは年末にVARKWordっていうのを出して、24時間365日みたいな稼働してるサービスがぱっと出たとき。それまではすごくゲーム会社出身のメンバーが大量にいてみたいなんでなんか全員クリエイティブが大好きで、コンテンツにこだわり強く持ちみたいな会社だった。ただ24時間365日動いてるサービスが出ることによってコツコツ取り組みが必要になってきた。それによって組織が変わってきていて、今どうなってるかっていうと、結構雰囲気はかっちり仕事に集中しているみたいな感じが出てきている



どういう人に来てほしいとか、こういう人ぜひ話を聞いてみたいという要望などあれば


ambr西村:もの作りっぽいことが好きな人。作品、映画とかVRでもいいんですけど、何かそういうことが好きな人と一緒に新しいものを作るみたい。ambrはあんまりこういうこういうことを発信していないけど、結構最近は技術的にもかなり挑戦的な、新しいこともやったりしてるんで、そういうのに興味ある人がいたら。コーポレートサイトを作ったばかりなのでそこからでもぜひ気軽に。
VARK加藤:最近ハイレイヤーを集めています。何か一定経験を積んで、全く新しいまっさらな状態からやりたいみたいな人たちっていうのを集めているっていう状態。今ちょうど良い感じに、見直し時期。よくも悪くもちょうど転換期というか、拡大するぞみたいなタイミングなので、今までやってきたことに、ある種上手くできるようになったなみたいなタイミングの人はVARKに今挑戦しやすい環境なのかなとは思ってます。


お二人ともありがとうございました。
ぜひ少しでも興味持たれた方は下記から覗いてみてください

ambr : https://www.wantedly.com/companies/ambr

VARK : https://www.wantedly.com/companies/vark