WEB3とは Ownership+Participation

WEB3.0という流れの解釈について


WEB3.0とはどういう流れなのかというと、個人的な解釈ですが、”Tokenという発明によってOwnershipとParticipationがより重きを置かれ、その2つのドライバーによりネットワークが構築しやすくなっていく”という流れなのではないかと考えています(あくまで今の解釈なので今後変わる可能性はあります)

まずWeb1.0やWeb2.0の整理などは他の方々などいろいろされているので、すっ飛ばしますが、単純に情報共有用から情報を個人のユーザーでも記載することができるようになったけれども(Read&Write)GAFAを中心に非常にCentralizedされています。Web3.0ではそれをDecentralizedしていくことが可能になることであると言われています。例としてシンプルすぎますが、TwitterやFacebookなどを利用して読み書きできるが、そのデータやCreditはそもそもどこに所属するかというとTwiterでありFacebookが所有することになる。なので本当の意味でのOwnershipはこれまでユーザーにはなかったという事実があります(Creatorが主にこの領域において不利益を被ってきている)そこにBlockchainが登場し、Ethereumが発展し、Tokenを発行することができやすくなりました。ここがWeb3.0の変わり目なのではないかと考えています。つまり財産権がインターネット上でもてるようになったそれをNFTとよんでもTokenとよんでも変わらず大事なのは、トラストレスな仕組みで価値をもつものが配れるようになり、価値をプロトコルによって担保されることができるようになったということなのかなと捉えています。

OwnershipとParticipationによって主体性が生まれる

そうすることによって何が変わるのか、それがOwnershipとParticipationという2つのキーワードで表すことができるのではないかと思っています。Tokenなどをもつことによって、実際にその価値を第三者からみても担保されることになります。そうするとそのTokenの価値を上げたいとおもえてくるのではないでしょうか。それがOwnershipにつながってくるかなと思います。そしてその価値を上げるために必要なことがParitcipationなのではないかなと考えてます。そのTokenの価値をあげるために、Tokenを持つ者同士でコミュニティを組成し、盛り上げるために活動を行うようになる、そしてそれが参加者の経済的利益にも繋がる。このような流れをつくることができるようになるのがWeb3.0なのかなと捉えてます。OwnershipとParticipation、日本語でいうと”主体性”をユーザーに付与することができるのが、特徴なのではないでしょうか。なのでそもそもGameFiなどあたりから浸透しているのも、理解ができるかなと。もともとゲームにはOwnershipとParticipationの重要性が内包されていたから相性が良かったのではないでしょうか。もしかしたらアートもそうかもしれません。そのようなOwnershipとParticipationの一つの新しい組織の在り方としてDAOというものが注目されているという流れだと捉えてます。DAOという組織形態・働き方こそWeb3.0の原理主義っぽい印象を受けますが、ただこれだとすべてのプロジェクトがDAOになっていくわけではないとおもう(他の方から教えてくれた表現で、連続的な意思決定とDAOの相性は良いが、非連続的な意思決定とDAOという組織形態は合わないって話されていてそれはそのとおりだなと思ってます)ので、Web3.0の思想においてどのようにいろいろなプロジェクトで表現していくのかは今後の課題かつ面白い論点なのではないかなと思ってます。その思想である、主体性を引き出すためのゲームルールの設定(ガバナンスであり報酬であり、Tokenの設計)が今後ベストプラクティスを貯めなければならない、現在いまいろんな形でそのあたりを挑戦しているのではないかという認識です

メタバースとWeb3.0の交わる点

そしてこのOwnershipとParitcipationが向かう先がどこにいくのかというのが”メタバース化”なのではないかと思ってます。デジタルな空間での主体性をもたせにいくことが必須になってくるためこのようなCryptoの技術がBaaSぽくなり、その上での動くものがメタバースとしてどんどんでてくるようになるのではないかなと個人的には考えてます。インターネット空間で過ごす時間が更に長くなり、価値の重きがインターネット空間により置かれるようになる。そのためにはこのWeb3.0的な匂い・香りをもったプロダクトの普及していくのではないでしょうか。そういったWeb3の香りをSubstackやShopifyなどには感じます。WhatnotやGoatのようなコレクティブルのような文脈にも同じような香りを感じます(トークンの代わりにコレクティブルアイテム)今後どのように企業がWeb3の香りをさせながら実際に取り組んでいくのかをすごく楽しみにしていますし、自分も引き続きこのあたりの流れはWatchしていきたいと思ってます