選挙による時代の思想・価値観の露呈
この数ヶ月ほど何が起きたかというと、選挙が至る所であった気がする。日本も衆議院を解散して選挙があったし、アメリカは大統領選挙があった。選挙があると何がわかるかというと、その時の多数派の意見・思想・価値観が何かということがわかるようになってくると考えている。
その結果、この10年間ほどグランドナラティブ/大きな物語として存在していたリベラルという概念に対してのバックラッシュ・反動が露呈してきているのではないだろうか。(まあそもそも、ポストモダンと呼ばれる今の時代においてはグランドナラティブ・大きな物語はないとされているが)
特にアメリカの選挙などは保守の共和党とリベラルな民主党というイメージが強かったように思うし、結果共和党が勝っている(一方自分も選挙を逐一みていなく、二次情報から判断しているのであしからず。。)
いくつか記事であるようにそこではよりどういう人達がどういう思いでどの政党を支持するのかみたいなのも変化しているようにも思える。民主党が富裕層ではない人たちから支持をえていて、共和党が保守で富裕層の人たちから支持を得ていたはずなのに、い
AIという投資/起業テーマにどう立ち向かうか
AIは今の2020年代の大トレンドであろう。いや機械学習的な意味においても含めるとずっとトレンドであるといっても過言ではない。全てがこのAI時代に対しての準備だったのではないかと思えるぐらい、下準備が進んできた。インターネットという情報の海にデータ化がされたものがこの十数年爆発的に増え、それを養分にAIというものがデータをどんどん学習することによって、今の生成AIのトレンドまで到達してきた。
一方でAIの進化が早すぎるかつLLMに近いところへの投資以外は、LLMの進化によってすぐに陳腐化する可能性がある領域であるように感じている。そのような環境の中で、USなどのOpenAIやAnthropicなどのようなLLM開発企業が巨額のお金を集めている。そこに対しての投資は理解できる。日本でいうとSakanaAIなどにお金が集まるのも理解できる(Sakanaが日本企業かという疑問はある。)
つまりAIのアプリケーションレイヤーというか、ソリューションに近い領域は3ヶ月後には他の解決方法ある!ということになる可能性が現状ではある。そのため例えばコ
最近の一つの自分が考えているテーマが、暮らしとか生活ということがある。仕事をどうしても考えてしまうが、やはり人の営みというのは生活であり暮らしというものが大事である、まあ当たり前だが。
ただ仕事に集中してしまうとどうしても日常を忘れてしまう。そういったものを考えているときにタイトルが本屋で目に入り購入してみた。
親しみは美的なものか、日常の中の非日常感が美的なオーラを纏うのか。この美学が感じ取れるようになれれば人として生きていくのに楽しそうだなと読みながら思えた。セルトーは自分たちの日常の生き方を、なんとかやっていくこと と定義した。日々自分たちもなんとかやっていっている。そのなかで工夫、彼の言葉でいう戦術を駆使してなんとかやっているのだ。そこに美学はあるきはしている。
Vlogの話もここでしていたが、自分もvlog見るの好きなのだがなんの変哲もない他人の日常が美しくみえるときがある。そういった日常の美学のためにVlogというメディアを通して見直せることもできるのではないかと思う。
"制約のあるなかで「なんとかやっていく」私たちに、時に求められることでもあるでしょう。「なん
ファッションデザイナーの風雲児
ファッションにおいて「最先端」と呼ばれる存在は常に移ろいやすい。だが、その移ろいの波を自ら起こし続けるデザイナーは限られていると思う。ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)は、まさにその数少ない革新者のひとりだと考える。彼は自身のブランドJW Andersonと、スペインの老舗ラグジュアリーブランドLoewe(ロエベ)を同時に率いながら、“ラグジュアリー”の概念やファッションの境界を、どこか不敵なまでに再定義し続けていると思うのだ。
北アイルランド出身という背景もあってか、アンダーソンのデザインは常に「既成概念への違和感」とセットになっているように思う。ジェンダーを跨いで自由にアイテムを行き来させる先駆的なスタイルから、職人技(クラフト)とアートをブランドの核として位置づける戦略まで、そのアプローチは多層的だ。彼は「ラグジュアリーはもう存在しない」と大胆に言い切るし、むしろ「
ジョシュア・クシュナー(Joshua Kushner)とは何者か
近年、人工知能(AI)スタートアップのOpenAIやInstagram、Stripeなど世界的に話題を集める企業に投資し、一躍注目を浴びているのがジョシュア・クシュナーだ。兄のジャレッド・クシュナーはイヴァンカ・トランプと結婚し、ドナルド・トランプ政権で補佐官を務めたことで広く知られている。しかしジョシュア本人は、ニューヨーク拠点のベンチャーキャピタル「Thrive Capital」を牽引し、独自の投資哲学とリーダーシップでアメリカのスタートアップ・シーンを大きく動かしている。本稿では、ジョシュア・クシュナーがどのようにThrive Capitalを築き上げ、OpenAIのようなユニコーン企業に積極出資するまでの軌跡と、その根底にある投資スタイルを概観する。
生い立ちと家族背景
家族の不動産ビジネスとスキャンダル
ジョシュア・