雑記

Sam Altmanは未来をどう創るのか 〜AIが人間の仕事を奪うことでユートピアはきたる〜

この記事を書いている2023年はどういう年であったか?ということを振り返ったときにOpenAIの年だったということは今後言われるのではないかと思う。去年の冬ほどから画像系の生成AIは話題になっていたかつ、よりGPT3のときにも話題にはなっていたものの、Chat-GPTというキャッチーなインターフェースで登場し、世界の在り方を変えるかもしれないAIテクノロジーの社会実装が進んだ年であったのではないかと思う。 それを率いているのがSamAltmanである。SamAltmanの説明はこの記事を読む人はある程度知っていると思うので省くが、1985年生まれの現在38歳(若い)で、元Ycombinator代表で、現在は複数の事業を展開しつつ、OpenAIの代表を務める人物である。 この記事では、VCという仕事をしながら、OpenAIを創設し他にもWorldcoinやHelion Energyなど多数の会社の重役・立ち上げを行ってきたSamAltmanの行動・発言から彼が考える次の未来について妄想・推察していくことを試みる。 Tweet Sam Altman が描く未来の理想の社会 Sa

IVS2023の感想

こちらは下記Podcastの書き起こしとなります。あまり修正は加えてないので多少わかりずらい表現など入っているますがご理解いただければ幸いです。 IVS2023の振り返り ちょっと経ったんですけど、タイトルの通り、IVS 2023の振り返りをしてみようかなと思ってます。自分がIVSに行ったのは2022年が最初なんですけど、コロナ明けですかね、去年行ったのが初めてで、それまであんまりカンファレンスって、言葉悪いけど時間の無駄の可能性が高いなみたいなところは思っていてました(これは勘違いです、今となっては愚かだったなとおもいます) コロナによる合理化と弊害 でも去年行って、結構それは反省したというか、コロナ禍によってより進んだのが合理化だと思うんですよね。ミーティングとかも目的ありきのミーティングしかしてこなかったみたいなのが、結構コロナによる、オンライン化による効率化と弊害、どちらもあるなと思っていて、カジュアルな場所でノンアジェンダで喋ることっていうのがなくなっていったのが、コロナとかによっての弊害だったなと思ってます。それは無駄なものが増え減るっていうのもありますし、いいこと

Twitter:Is There NO Alternative?

世界には資本主義以外のオルタナティブがない、その状況を「資本主義リアリズム」、つまり資本主義という「現実」しかない「現実主義」に陥っている 「資本主義の終わりより、世界の終わりを想像する方がたやすい」 上記は、マーク・フィッシャーが”資本主義リアリズム”で説いた言葉ではあるが、資本主義という言葉をTwitterに置き換えてみても今の状況に当てはまるのではないかと思う。まえまえから言われていることではあるが、Twitterに対して不満が集まっている。今(2023年7月3日)では修正されているが、読み込み数の制限などが土日の間課されていた。今後も人員整理と経営方針の影響で多少まだまだゴタゴタは続くであろう。しかし一方こういったVoiceを聞けけば聞くほどTwitterがいかに現状独占しているかがわかる。SNSであるのかメディアであるのかという議論はあるものの、一旦なるべく人に多くの情報を届ける・流通の場としてのTwitterはどうなるのか・代わりはあるのかということについて考えてみたいと思う。 ・インターネット空間のAlaternative性の欠如 まず遡って過去から現状までを遡っ

マズローの低階層を早めに壊せ

”どうしたら社会を変化させることができるか” 職業柄もあるが、上記の問いは常にずっと考えている。これはピュアに社会にインパクトを与えたいという気持ちもあるけれども、自分はそこまで立派な人間ではないので、どちらかというと今のファンドサイズのリターンをだすためには社会に影響力があるようなスタートアップをうまないといけないという力学によって考えさせられる面も大きい。 では、具体的にどのようにして社会を変えることができるのか?(加速させられるのか)ということを考えてたときにもちろんいろんな観点から気にするべきことがあるのだが、個人的に大事だなとおもうことは”熱量高い人間が長く取り組み続ける”こと。 長く続けられることは非常に重要。短期で劇的に社会が変わることは残念ながらそんなことはあんまりなく、長期的に変化していくことを期待し社会と人と対話続ける胆力が必要なのではないかと思う。もし短期で変えようと思うとそれは何かしらのリスクが伴う活動になってしまう可能性が高くあんまり推奨はできない。(暴力などに安直に訴えかけてしまうようなオプションをとりがちになってしまう) では、”そういった長期的な

ちいかわはなぜ面白いのか-現実を生きるキャラたち-

エンタメ全般というものは結構好きで、詳しい人ほどではないが流行りモノはミーハー要素が強い人間のため一通り見ようと思って見ている。その中でここ半年ぐらいは結構”ちいかわ”にハマっている。ちいかわを知らない人はいないとはおもうけれども、ぜひまだ見たことがない人は見てほしい。なんかちいさくてかわいいやつが生活しているのを見るTwitter漫画だ。いまめざましTV系列で放送もやっているから、ぜひ見てほしい。 https://twitter.com/ngnchiikawa IPの力 ビジネス的にもこの熱狂は興味深いなと思っており、IPの力を感じる。ちいかわとコラボするだけでコラボ商品が爆発的に売れている。すみっこぐらし・ぐでだま・りらっくまと過去にはこういった要素から市場規模をつくってきたIP達が日本にはある。さすがにちいかわの市場規模はすぐにはでなかったけれども、たとえばりらっくまなどは400億円ほどの市場規模となっている。 そういった意味においてはちいかわの市場規模というのは急成長しているのではないのだろうか、スタートアップもびっくりな成長率である可能性が高い。IP・コンテンツの